呪いだとかいじめというものは、昔は「悪意をドライブするための技術」だと考えていたんだけれど、 「いじめに参加した人間に、悪い奴はあんまりいない」というのも、どうも一面の真実らしくて、 実際問題、ものすごい深謀遠慮を巡らすような「いじめの黒幕」みたいな学生は、そんなのがいたとして、 たぶんもっと楽しいことに自分の時間を使うような気がする。
「呪い」みたいなものは、どろどろした思いが生み出すというよりもむしろ、 「正しさ」だとか「きれいさ」みたいな、集団が、同じ価値へと収斂することを望む気持ち、 同調を強要する空気みたいなものが、コミュニティに「流れ」みたいなものを生み出して、 その流れから取り残された場所だとか、人に対して、自然発生するような気がする。
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